私は大声を出してしまった。
「ヘー。」
何やら企んでそうな顔をして私の方へ来た。私はすかさず佑都の後ろに隠れた。
「何何？どうした？花蓮？」
「佑都助けて！なんか知らないけど私コイツの奴隷になってんの！(泣)
でも、諒太聞いて。私今佑都と付き合ってるからもぅやめて！？」
私はもぉ勇気を振り絞っていった。
体ががくがく震えていた。すると諒太がこっちへ来た。諒太は佑都に
「ごめん佑都。俺こいつ奴隷にしてたんだよね。…(笑)でもまだ続くよ？この奴隷ごっこ。で、もしそれ誰かに言ったら…。お前死ぬからな？(笑)」
すごい笑顔で佑都に言っていた。佑都もビビっていた。そして諒太は私の耳元で
「後でメールする。」
「･･････。」
私は怖くて声が出なかった。
「じゃ～な♥」
諒太は何事もなかったかのように教室を出ていった。私は床に座り込んだ。
「花蓮大丈夫か？」
急に涙が出てきた。きっと怖すぎて。
「ごめん…ね。佑都。私…佑都と付き合えば…あいつが…離れると思ってたから。(泣)まきぞいに…しちゃってホントご…めんなさい。」
すごく泣いてしまった。止まらなかった。佑都はしゃがんで私を強く抱きしめてくれた。