前回のテストでは
G組が1~7位をほぼ独占したようだ。


そう、
ほぼなのだ。



G組にのめり込んで
2位にA組の生徒がいたのだ。



みんな驚いていたが
別に驚くことはない。


私立・公立大学を目指しているだけで
頭がいい奴はいるはずだ。



「おーい、神たんっ❤」


ごふっ!!!!
背中に何かが突進した。


同じクラスのやつだった。


「…神たんはヤメロ。
その前に、神たんって…」

クラスメートを
見下ろして言った。




「神のようにデカイ!」


「神のように髪が黒い(笑)」


「神のようにスポーツマン」


「神のように頭がいい」


「名前に神が入っている」


「宗旦っていう歴史の登場人物と同じソウ」


「「それが我等の学年トップ~♪」」




男女関係なく
歌いだした。

…はぁ。



こんなへんなクラスだが
勉強はできる。




多分「化物組」の由来は
これが原因だろう。



「ねぇ、神たん。」



クラスの女子に肩甲骨辺りを
叩かれた。

普通なら肩を叩く所だが
俺の肩に中々届くやつがいない。



「はぁ…
で、なに?」