ゆめ。
懐かしい、ゆめだった。
ゆかは元々
あまり大笑いする方ではない。
いつも微笑しているような奴。
でもそれは
仲がいい人にするだけで
普段は真顔。
それが
中二までの彼女で。
…中学三年生のゆかは
実は俺、
ほとんど知らない。
何しろ、
自分のことて精一杯だったからなぁ(笑)
あの頃、
ゆかと話せていたら
ゆかは自分を守るための糧を作らなくてすんだかもしれない…。
今さらだけど
後悔した。
この頃、
目を覚ますと思い出す。
そして、
後悔する。
いろんなことを思い出して
後悔して…。
(そろそろ、か)
俺は笑った。
笑えるようになったから
笑った。