「なっ…!!」 「えっどういうこと!?何で僕の刀が!」 ありがとうございました。 そう言って紫音は刀を総司に返した。 「私の力は瞬間移動のようなものです。そして私の母上は記憶操作と幻覚。」 あまりにも飛び抜けた話に皆、表情を固くした。 「それで?てめぇらはなにするつもりだ?」 「母上は記憶操作の力で物から新撰組の情報を読もうとしていました。」 「物から…」 「物から情報を読めるのですか?」 土方を遮って山南が身を乗り出した。