「フフフフ…これで我が味方長州に捧げる情報がそろったわ。」 「お母様……」 「なあに?紫音。そうだわ、これを長州の方に届けてちょうだい。」 「っ…承知。」 紫音という青年…いや、少女に渡されたのは新撰組の幹部がそれぞれ肌身離さず持っていたとおもわれるもの。 総司に記憶操作をしている母を横目に紫音は唇を噛んだ。