君だけが知っている事。

俺は一般の身分証を持っている方の列にならんだ。
この場合、冒険者ギルドや商業ギルドで発行した身分証は使えない。

俺は前の国で王に気に入られ、王自ら身分証を発行してくれた為にこの列に並ぶことができる。
王族が発行してくれた身分証はかなり信用度が高いのでどの国もすんなり入ることができる。
まぁ、前にいた国の同盟国に限るが


「身分証の提示をお願いします。」

そう言われて身分証を見せる。

「はい。ありがとうございます
馬車の中を拝見させて頂きますね

…こちらの荷物はなんでしょうか?」


アイスクリームの製造機を指して不審そうに聞かれる。
まぁ、見たことないだろうしな。


「売り物だ。商業ギルドにも加入している」


商業ギルドとなれば見たことのないものでも大半は納得される。

商業ギルドの身分証を見せると納得したように頷いた。


「わかりました。
それでな入国証をお作りいたします。」


身分証に書かれていた内容を魔法で写し、入国証を渡された。


「それではお通りください」

門番に許可されて門をくぐった。

10kmほど先に城が見える
城は王都の中心にあるはずなので、ここはそれなりの広さになるのだろう

ちなみに俺は、魔眼、魔聴という魔法を常に使っている。
魔眼とは目がよくなったり、視野が広がる、そして精霊が見えたりする魔法
魔聴は耳がよくなり、精霊達の言葉がわかる。
また、一斉にいろんな声を聞き分け、全ての会話を理解できる。

リルとリラの声も魔聴で聞き取っている。
他からしたらガウガウ言っているだけだろう。


「勇者って言ったら王宮の近くだろうな。」

リルに乗り、馬車を進める。
街中なのであまりスピードは出ないが歩くより断然早い。