-翌朝-




朝…起きると体がギシギシ言った。


頭も痛いし……。




熱は…無いみたいだ。


昨日の無残なかなめの死体を思い出すと、今にも吐きそうになる。




かなめだけじゃない。


葵の死体も、萌の死体も……全部鮮明に、リアルに覚えている。




気持ち悪い…。




その時、コンコンと扉をノックする音。




「なつみちゃん、早く起きないと…」




お母さんが、私の部屋に入ってきた。




「お母さん…」


「あら、起きていたのね…。


今日は休日だから、学校はお休みしなくて済むけど…大丈夫?」




心配そうに、お母さんが私の顔をじっくり見る。




「大丈夫だよ……このくらい」


「そう…?」