それから、私は犬のように手で穴を掘り、そこにかなめの死体を埋めた。


どこでどうやって返り血や、手の泥を落とし、


どうやって家に帰ったかは、よく覚えていない。




ただ……私は友達を殺してしまったショックで………耐えられなかった。




何で、アヤメちゃんはこんな残酷な事をさせるのだろう?


何で、アヤメちゃんは私の愛する人を殺させるのだろう?


何でだろう、どうしてだろう……?




もう……嫌だよ。




だけど、また私は明日も、誰かを殺さないといけない。




今度は……誰になるのだろう。




そんなの、明日の自分にしか分からなかった。