学校を出て暫く歩くと、小さな公園に着いた。


ベンチに、睦月君が座っている。


入り口のところで、




「ここで待ってて」




とかなめに言われた。




かなめ…告白するんだよね…睦月君に。


大丈夫かな………。




友達が告白するっていうドキドキと、


その友達が告白し終わった後…私はその友達を殺さないといけないんだ…、


というドキドキが混ざり合う。




かなめ……。




かなめは、睦月君の隣に座り、何か話している。


遠い為、何て言っているかは、よく分からない。




暫く話し込んだ後、かなめはゆっくりとこちらへ戻ってきた。




悲しそうな表情でー…。




まさか…。