噂のアヤメちゃん

ごめんね。


ごめんね。




私だって、こんな事したくない。


友達を、殺したくない。




だけど…。




私が生き抜く為にも、




私は………葵と同様、萌も殺さなきゃいけないんだ……………。




「ごめんねっ………ごめんっ………………」


「なっ…………つみっ………ちゃっ…やめっ…………」




必死に萌は悶えるけれど、私が馬乗りになっている為、


うまく身動きが取れないようだ。


萌の口の端からは唾液が、目からは涙が出ている。




友達の、こんな表情………見たくないっ!




そう思い、私はぎゅっと目を閉じ、手の力をぎゅっと強める。




「あ………………あっ……………!」




萌の呻くような声が、私の耳に入ってくる。


今、萌はきっと、さっきよりも苦しそうな表情をしているだろう。




ごめんね……。