ホームルームが終わると、


自然と私、萌、かなめが集まっていた。




萌もかなめも、悲しそうな表情をしている。


無理も無い、昨日まで楽しくお喋りしていた友達が、死んだのだから…。




「葵ちゃんが死んだって…。


う、嘘だよね!?


そんなはず、ないよね…!?」




真っ先に、狂ったように萌が私の肩を掴んで言った。


私は、黙っている事しか出来なかった。




「嘘じゃないと、思う…」




かなめがそう言った瞬間、萌がバッとかなめの方に振り向いた。




「何で!?


何でそんな事が言えるの!?」


「エイプリルフールじゃあるまいし…。


それに、田村沢、本気で悲しそうな顔してたし…演技とは思えないよ」


「そんな…!


だって、葵ちゃん、昨日は何もおかしくなかったでしょ!?


いつも通り、楽しく私達をお喋りしていたでしょ!?




なのに…なのに………っ…ひっ……」




萌が、嗚咽しながら涙を流した。