不安と罪悪感を抱いたまま、


私は自分の部屋へ行って、ベッドに倒れこんだ。




「ひっく………っ………………」




葵の顔が、頭から離れない。




いつも、場を空気を軽くしてくれた、おバカキャラの葵は、




もう、この世にはいない。




にまにました笑顔も、


かなめを茶化す葵も、




もう、見られない…。




私が、殺してしまったから…。


あの、屋上で…突き落としたから。




血でいっぱいになった葵。


最期の、絶望した眼の葵。




それが、頭から離れないー…。




葵、ごめんー…。


殺しちゃって、ごめん。




だけど、その声ももう、届かない。