噂のアヤメちゃん

「帆乃香…死ぬ一週間位前はね、本当に幸せそうだったんだ…。


だけどね、ある日…すっごい暗い顔して登校するようになってきて…。


それと同時に、一人ずつ、帆乃香の友達だった子が死んでいって…。




私、帆乃香に聞いたの…。


『帆乃香が最近顔色悪いのと、最近毎日人が死んでいくの…何か関係があるの?』


って…。


そしたら帆乃香は


『放課後、屋上に来て。そこで話す』


って言ったの…」




屋上……という事は、つまりここ……!?




「それでね、放課後になって屋上に行って、帆乃香が話してくれたの。


『私、アヤメちゃんと契約しちゃった!どうしよう!』


でも、その時の私は噂のアヤメちゃんなんか知らなかったから、


その"どうしよう"に込められた意味が、よく分かんなかったんだ。




だけど、段々と帆乃香の話を聞いてく内に、噂のアヤメちゃんがどういうものがわかってきて…。


思ったんだ……私、殺されるって………」




アヤメちゃんと契約…。


それは、愛する人を毎日一人ずつ殺さなければならない…。




つまり、帆乃香っていう子は、葵を殺さなければいけなかった…。