噂のアヤメちゃん

そう。


私の様子がおかしいのは、アヤメちゃんに会ったせい、なんて想像、普通するだろうか?


そこが、葵のおかしいところ。




「…私ね。


アヤメちゃんに会って契約した事ある人…なつみ以外にも知っているんだよ」


「えっ……!?」




私、以外…?


それって………?




「一年の頃、よく遊んでいた友達なんだ…。


死んだとき、学校中大騒ぎになって……もしかしたら、なつみも知っているかもしれない」




…聞いた事がある。


だけど、私は一年の時は七組で、その死んだ子は確か一組だって誰かが言っていたから…。


あまり接点もなかったし、特に気にしてはいなかったけれど…。




「矢澤帆乃香っていうの…その子…」




暗い面持ちで、葵が語りだした。