その苛立ちは、昼休みに入るまで続いた。




何度もポキポキとシャーペンの芯を折らせて、


何度もノートをクシャクシャにして、


その度頭をグシャグシャと掻いて。




色々とボロボロだった。




「なつみ、大丈夫?


さっきから苛立っているみたいだけど…」




かなめが、心配そうに私に声を掛けてくれた。




「大丈夫だって、ちょっと昨日は夜更かししてしまってさぁ~…。


そんな事より、早くお昼食べよう!」


「うん、そうだね」




私は、購買で買ってきたパンと、自動販売機で買ったジュースを出して、


お昼の準備をした。


葵と萌、かなめも準備万端だ。




四人の机を合わせて、皆でお昼を食べながら、ワイワイ話す。




嗚呼ー…やっぱりこうやって皆と喋るのは楽しいな…。




ぽっぺたにご飯粒を付けているかなめ。


コーラ一気飲みしようとしてむせている葵。


それを見てニコニコしている萌。