どこにも、私の居場所なんてない。


誰も、私の事なんか愛してくれない。


他の子は、たくさん愛されていて、すっごく幸せそうなのに。




私だけ…一人ぼっち。




何で私は不幸なんだろう、何で他の誰かは幸せそうなんだろう。




もう嫌だ。


もう、生きていても辛いだけ。




ならいっそ…………。




私は、家から引き返して、走った。


とにかく、走った。




嫌だ、もう嫌だ。




死にたい。




そう思いながら…。




近くの川まで行った。


もう既に、辺りは薄暗くなっていた。




死のう。