「そんな……。


そんなの、ただの貴方の勝手じゃない……」




そんな事で、私にこんな事をさせたの?


葵や萌、かなめ…お父さん、お母さん、ちなみ、そして幸樹君……。


七人も殺させたの?




「そうね、勝手ね………。


だけど、貴方ももうじき、私の気持ちが分かると思うわ……」




にやり、と微笑みながら、アヤメちゃんが言った。




その言葉の意味が分からぬまま、私は気を失った。