噂のアヤメちゃん

「そんなっ……」




幸樹君は、涙を流しながら、お腹を手で押さえている。




「俺の事……好きなんじゃねえのかよっ!」


「好きだよ」




ずっと、一年の頃から、好きだったよ。




「なら、どうして……」


「言ったでしょう?


アヤメちゃんと契約すれば、毎日一人ずつ愛する人を殺さないといけないって。




愛しているからだよ。


愛しているから、殺すんだよ」


「俺は……




お前の事なんか……嫌いだったよ」




え?


え?


え?