午後の三時頃だった。


ピンポーンと、インターホンの音が鳴り響いた。




玄関に行くと、幸樹君がいた。




Tシャツにジーパンっていう、ラフな格好だけれど、


やっぱり格好良い。


ちなみに、私は花柄のワンピースだ。




「さ、上がって」


「お邪魔しまーす」




そのまま、私の部屋まで行く。




「そういえば、今日は早かったね。


学校、そんなに早く終わったの?」




私は、幸樹君に訊いてみた。




だって、いつも学校が終わる時間と、幸樹君の家から私の家までかかる時間を考えてみたら…。


大体、五時位になりそうだし…。




「嗚呼……早くなつみに会いたかったからさ…。


最近、会えなくて寂しかったんだ…」


「そっか…。


ごめんね…」