あんまり食欲無いけど、私も一応ケーキは食べておこうかな。




適当に取ったお皿の上に、ケーキを載せ、


紅茶をコップに入れ、


ただの、何の変哲もないフォークを添える。




…うん、ちなみのに比べると地味だけど、別に良いよね。


これでケーキの味が変わる訳でもないんだし。




テーブルの上を拭いて、


ピンクのギンガムチェックのテーブルクロスを敷いて、


その上に二人のケーキを載せて、




うん、完成!




「ちなみ~!


おやつの用意出来たよ」


「わぁい!」




ちなみが、ぬいぐるみを抱きながら、こちらにやって来る。




「ケーキ♪♪ケーキ♪♪♪」




目がさっきよりもキラキラだ。