「お姉ちゃん……最近元気無いの…………どうして?」




ちなみが、心配そうな顔して、訊いてきた。




「どうしてって………どうしてだろうね…。


私にも、分かんない」




分かんない。


本当に分かんない。




何で、私は愛する人を毎日一人ずつ殺さなきゃいけないんだろう。


何で、私は毎日殺人を犯さなければいけないんだろう。


何で、私は人を殺しても、あまり悲しく思わなくなってしまったんだろう。




何でだろう。


どうしてだろう。




本当に、分かんない。


分かんないよ……………………………………!




「お姉ちゃん、大丈夫…?」


「うん…大丈夫だから…。


ちなみは、ぬいぐるみさんで遊んでようね」


「うん!」