-翌日-




ピンポーン、というインターホンの音で目が覚めた。


時計を見ると、もうお昼を過ぎた頃…。




「誰だろ……」




重たい体を起こして、階段を歩いて、玄関の扉を開くと、


そこには、友達とのお泊り会から帰ってきたちなみがいた。




「ただいまーっ!お姉ちゃん!」


「ちなみ…お帰り。


今日、学校は?」




そう、今日は月曜日。


普通なら、学校があるはずだ。




「今日は、学校が出来た日だから、お休みなんだよー!」




嗚呼……創立記念日か。




「お姉ちゃんこそ、学校は?」


「嗚呼…、ちょっとしんどいからお休み」


「そっかー…大丈夫?」


「うん、平気」