「ごめんなさい……。


なつみちゃんには、辛い想いをさせたわね……。


それで………お父さんと話がしたいから、お父さん呼んで来てくれる?」




…………どうしよう。




言うべきかな……。


包丁で殺して、倉庫にお父さんの死体を入れたって………。




一瞬、そう悩んだけれど、私はお父さんを殺した事は言わず、


お母さんを倉庫へ連れて行く事にした。




「ついて来て」




私は、そう言って、お母さんを倉庫へ案内する。




お母さんは、どうして?という表情と、


もしかして…と両方の表情を浮かべている。




お母さんも、少しだけだけど、勘付いているようだ。




そういえば………この近くにも、萌を埋めたっけ………。