そのせいで、私はあんな目にー……。


いや、駄目駄目!そんな事考えてちゃ…駄目っ!




「あら…、なつみちゃん?


起きてて大丈夫なの?お父さんは?」


「うん平気平気!お父さんは今寝てるよ!」


「あらそう…」




嘘を吐いた。


本当は、お父さんは私が殺した。


その死体は、今は庭の倉庫………。


だけど、そんな事、馬鹿正直に言える訳が無かった。




「朝から調子悪かったんだから、そろそろ寝ないと駄目よ?」


「うん……。


だけど、眠れなくて………」




だって、お父さんに犯されそうになって、お父さんを殺しちゃったんだもん。


眠れる訳ない。




「だけど、最近ちゃんと眠ってないでしょう?」