赤い物体を、庭の倉庫に入れた。
誰にも見られていないのを確認して。
その後に、床に広がった血を、何度も何度も拭いた。
だけど、血生臭い臭いは、なかなか消えなかった。
服も、着替えた。
返り血を浴びた服なんて、着ていたくなんかないから。
そして、シャワーを浴びた。
何度も何度も、体を擦って、体にこべりついた臭いを、消そうとした。
だけど、それも消せなくてー………。
最悪な気分だった。
嫌な夢を見て。
お父さんに触られて。
お父さんがいつものお父さんじゃなくって、
化け物みたいで。
お父さんを殺してー……。
それなのに、一粒も涙は出てこなくて。
最悪だな…私って……。
誰にも見られていないのを確認して。
その後に、床に広がった血を、何度も何度も拭いた。
だけど、血生臭い臭いは、なかなか消えなかった。
服も、着替えた。
返り血を浴びた服なんて、着ていたくなんかないから。
そして、シャワーを浴びた。
何度も何度も、体を擦って、体にこべりついた臭いを、消そうとした。
だけど、それも消せなくてー………。
最悪な気分だった。
嫌な夢を見て。
お父さんに触られて。
お父さんがいつものお父さんじゃなくって、
化け物みたいで。
お父さんを殺してー……。
それなのに、一粒も涙は出てこなくて。
最悪だな…私って……。