私はそのまま狸寝入りをした。 数分後、俊は私が寝たと思ったのか ベットから立ち上がる音がした。 いかないで、離れないで。 寂しいよ、辛いの。 そばに居てよ。ずっとそばに居てよ。 早く行って。苦しいの。 離れて、突き放して。 頭の中を巡る矛盾した私の声。 ガラガラと扉が閉まる音がした。 ガラガラと俊と私の扉が閉まる音がした。 何かが、崩れていく音がした。