「心配かけちゃってごめんね」
「いいよ、もう少し休んでろ」
そう言って
私に布団を掛け直してくれる俊。
普段、無愛想な俊のたまにくれる優しが凄く嬉しかった。
....前までは、凄く。
「.....ありがと」
でも今は、優しくされると苦しくなる。
もっと俊に溺れていってしまう。
もうこれ以上溺れたくなんかないのに。
「愛衣が寝るまでそばにいるから」
もうこれ以上優しくなんてしないでよ。
いっそのこと、冷たく突き放してよ。
中途半端な事しないでよ。
..........苦しいんだよ。
その俊の行動が、言動が。
私は俊に背を向けて布団を頭まで被った。
流れ落ちる涙の理由はわからない。

