ザザッと木々が揺れ、上城君の顔を見ると 「..........は?」 顔を真っ赤にしていた。 それは期待してもいいってことですか? 「本気だよ。突き放したりしてごめんなさい。本当は上城君と沢山話したかった。一緒にいたかった。 だけど私が弱くて臆病で上城君を 突き放したりなんかした。 でも本当に好きです」 言いたいこと、全部言えた。 心の中にあったモヤモヤが少しずつ消えていくのがわかる。