辿り着いたのは
「......裏庭?」
裏庭だった。
中庭にはよく行くけど、裏庭には行った事がなかった。
ていうか、裏庭の存在を忘れていた。
「ここね私、よく来るんだ。
昼になるとあそこのベンチに丁度
日が当たって暖かいんだよ」
ニコッと笑う香里ちゃんは、どこか寂し気でだった。
「じゃあ食べよっか」
2人でベンチに座り、お弁当を食べ始める。
卵焼きをお箸で掴みながら、香里ちゃんに聞きたかったことを聞いてみた。
「ねえ香里ちゃん」
「なあに?」
「どうして私のこと知っていたの?
それと香里ちゃんは何組なの?」
「んー、クラスの子が愛衣ちゃんの話しててね。気になったから声かけてみたの。あと私はD組だよ」

