そんな私を見て上城君は、私に手を差し伸べてくれる。 その行為に甘えて上城君の手を握ると立たせてくれて。 やっぱ優しいなと実感。 でも、上城君は私の耳元に顔を近づけ 「でも、男はみんな狼だってこと。 忘れんなよ?」 と囁き、廊下を歩いて行ってしまった。 ........えっ!? それって上城君も狼ってこと? ていうか狼ってどういうこと? 上城君は違うよね? 頭の中に沢山の疑問が浮かんでも もうそこには上城君はいなくて 尋ねることもできなくなってしまった。