「どうしたの?5時間目も6時間目もいなくて心配したよ」 私の方に駆け寄ってくる美麗。 「ごめんね、サボっちゃった」 おどけたように笑って見せると 「もうっ!」 と笑いながら怒る美麗。 いつも通りだ......。 「帰ろう」 美麗の後ろから鞄を持ち顔を覗かせる俊。 「そうだね帰ろっか」 美麗も席に行き鞄を手に取る。 ........言わなきゃ。