春にそのこといったら、

すごい勢いで反対されたんだけどね。

リナは騙されやすい~とか

裏表を持ってるかもしれねぇ~とか

説得するのは大変だったけど、

その分、

春は心配してくれたんだよね?


リ「あ~。今日は部活に行く~。」

私は笑顔で答えた。

海「イケメン4人組と部活か~。

  くぅ~!ウラヤマシィ~~!」

海、声がオッサンみたいだよ。

私が男バスに入部しているのは

この学園の生徒なら、誰でも知ってる。

でも、何故か、

外部には漏れないんだよね~

佐伯さんが裏で、操ってそうで怖い。


凛「後で、リナちゃんの

  試合、応援行くからね!」

かっこいい性格の海。

かわいい性格の凛。


どっちも、かわいくて

優しい私の友達・・・・。

リ「うん。ありがと!」

私は小さく2人に

手を振ってから教室を出た。


廊下を歩いてると

見慣れた昇降口のとこまで来た。


彩「てゆ~かさ・・・

  男バスに媚びうる女子って

  きもくな~い?」

私が昇降口を出ようとしたとき

ふと、そんな声が聞こえてきた。