快「・・・・!?」

目を見開く3人のチームメイト。


春「てめぇ・・・・

  リナの事、仲間って言ったよな?

  だったら、信じてやれよ!!」


奏「は、春・・・・・」

悔しそうに俯く奏。


快「はっ、信じても・・・

  一方通行の信頼は

  ただ、虚しいだけだろ・・・?」

快は俺の腕をつかんだ。


春「あいつが・・・リナが・・・

  酷いことを言ったのは俺が謝る。

  あいつも、

  好きであんな

  性格になったんじゃねぇ。

  リナはホントに可哀想な奴なんだ。」

言っているうちに、

最後は声が小さくなっていった。


快「だったら・・・

  どうすりゃいいんだよ・・・・。」


快は俺の腕を振り払って

コートから出て行った。


愁「快!!」

快の後を追っていく愁。

いつでもお節介なんだな。


そう考えながら俺もコートから出て

近くのコンビニに向かった。

奏「ねぇ。

  リナちゃんは・・・

  何であんな性格になったの?」

俺の後ろで奏が言った。

春「・・・・・・・・・・・

  この事は本人が言わないと

  意味がねぇんだ。」

俺は作り笑いをしてから

その場を後にした。


リナが・・・

信じた奴に言わないと・・・

俺が言っても全然意味がないんだよな?

そうだよな?・・・・リナ。


~春~SIDE END