男バスルーキーは女子高生!?

佐「何言ってんだよ~。

リナちゃん中学のころ、

バスケで全国優勝したじゃん。

  後ね・・・リナちゃんに

  入部して欲しいのは、

  女バスじゃなくて男バスなんだ・・・・。」

え・・・・!?

私、こう見えてもって言うか・・・

女だよ!!女!


佐「うん。驚くよね。この学校の女バスは

  強いから70人くらいいるんだよね・・・

  それに引き換え、

男バスはわずか、4人。

  バスケは5人いないと、

  試合ができないんだけど・・・・・

   男バスのエースが頑固者でね、

  強いやつじゃないと、

男バスには入れないの

  一点張りでさ・・・困ってるんだよ。

  実際、この4人はバスケの腕がよくてね

  このままじゃ、試合にも出れないし、

  上手なのに勿体無いな~って思って・・・


  そこで・・・リナちゃんなら、

  大丈夫かな~って思ったんだよね~

大会とか練習試合のときだけ

  ウィッグを付ければいいだけだから!」


明るく言われても、全然、嬉しくないよ。

佐「まぁ、とにかく、今日の放課後、

  体育館で待ってるから、絶対来てね!

  さあさあ、入学式始まっちゃうから

  早く、自教室に戻って、戻って。」

って、もうそんな時間!?

急がないと!!

私は昇降口にダッシュで行った。

クラス替えの紙でクラスを確認する。

私は・・・A組らしい・・・

1年生だから、1階かな・・・・?

私は、1階の廊下を早歩きで歩いた。