男バスルーキーは女子高生!?

でも・・・もしも、

毎日嫌味メールを送られるのと、

高校に行かないのを天秤にかけると・・・

断然、高校に行く。

佐伯さんからの嫌味メールとか

1週間で、私の精神が崩壊しそうだもん。

メールの続きを読んでみると、

「入学式は明日で、全寮制だから~

 一応、制服は玄関の前に

 おいておいたから」

って、かるーく書いてあった。

ん・・・?明日?

嘘だよね!明日とかありえないし・・・。

現実逃避をしてみるけど

メールにはくっきりと「明日」の

二文字が書いてあった。

はぁ、ほんとに、

無茶振りばっかしてくるよね。

私はため息をつきながらも

玄関から顔を出して、外を確認してみる。


リ「うわ・・・・。」

そこには、「制服」と、

大きな字で書かれた

茶色のダンボールが置いてあった。

なんか、ホントに寒気がしてきた。


そして、今に至る。

リ「で、私を入学させた理由は?」

私は佐伯さんを睨んだ。

佐「そんなに、怒んないでよ~。

  リナちゃんには、この高校の

  バスケ部に入部して欲しくて

  この学校に呼んだんだよ~!」

へ・・・?バスケ部?

リ「なんで、バスケなんか・・・・。」

私はめんどくさそうに呟いた。