親子ケンカ~30センチの差~

「青柳さんがどうしたの?」


そう、聞くと山本は掴んでる首元を強く掴んできた


「私、前言いましたよね?波多野さんの事が好きだって。忘れたとか言わせませんから!」

待て、その前に苦しい!

「それなのに、普通に告白されたの誤解される言い方をするし、女子と仲良くするし。波多野さんってめんどくさいです!」


山本は、やっと掴んでるのを離してくれ、喋れるようになった。


「俺の事めんどくさいと思うなら、俺に関わらなきゃいいじゃん。それなのに、毎日毎日来るなよ。」


多分、1年間一緒にいて俺の事面倒なやつと分かり嫌いになったんだろう。

「はい、波多野さんはめんどくさいって、私もなんでこんな人好きになったんだろうと思いました。」


やっぱり、俺は卒業の前日に失恋をするらしい。なんか、虚しいな


「けど、1年間一緒にいて気が付いた。私は、波多野さんの優しさ、笑顔が好きなんだって」


山本は、俺の服を掴んで下を向いているからどうゆう顔をしているか分からない。


「最初会ったときから気付いてた。波多野さんの良いところなんて、、、」


「めんどくさいけど、波多野さんの笑顔が見えるなら別にいいやって思えるんです!」