「えぇー、明日で卒業です。
やり残した事は無いですか?

あったら、今日のうちにやっておきましょう。」


明日で、卒業かー。早かったなこの三年間


やり残した事は沢山あるけど、多分もう無理だから諦める


俺は弱いから。


なにも、出来ない。


「波多野先輩!」

謙太と話をしていると、青柳さんがいた。

「青柳さん、どうしたの?」


「あの、授業が終わったら待っててくれませんか?」

3年生は、半日授業だから、1年は普通に授業があるはず。


「別にいいけど。今言えないことなの?」


「まぁ、そうな感じです!それじゃ、待っててくださいよ!!」


青柳さんは、走って教室を出ていった。


「なんだったんだ?」


「さぁー?」