「おはよー沙紀。」

「おはよー。伽凛。」


次の日、我慢するのも我慢が出来なくなってきた。今日この頃


「昨日、波多野先輩なんで青柳さんと歩いてたんだろうね?」


青柳さん?誰だ、昨日波多野さんの隣にいた人の名前


「なんで、知ってるの?青柳さんだっけ?」


と、聞いてみると沙紀は何言ってんだこいつという目で見てくる


こ、怖いです。(((・・;)

「はぁー、うちのクラスにいるでしょ?あんたクラスの名前覚えなさい!」


いや、覚えるのめんどうだし。

てか、青柳さん。うちのクラス


「なんか、私の話してない?」

青柳さんを探していると、突如話し掛けてきた

「青柳さん!あっ、伽凛がはなしあるんだって。」


昨日、波多野さんと笑ってた人


「なにかな、波多野先輩の事?」

なんか、余裕な顔しててウザい。


「単刀直入に言う。昨日告白したの青柳さん?それと、昨日なんで一緒に帰ってた」


「そうだよ?波多野先輩の事が好きだったから。でも、ふられた。だから友達になりませか?って聞いたらいいよって言ってくれたから」


やっぱり、告白したのか。でも、ちゃんと振ったんなら少し安心だ。


「安心してるようだけど、私諦めないから!それじゃ、またね。山本さん」


青柳さんは、自分の席に戻り友達と話に入っていった。


私には見せない笑顔を見せていた。

波多野さんは、青柳さんの事が好きなのだろうか。


そりゃ、青柳さんは背が高くて美人で人気者波多野さんとお似合いだ。


それに比べて私は……

「あぁー、めんどくさ!伽凛がそんなメソメソしてるのおかしいよ?!」


沙紀??(;・ω・)

「いいじゃん、見た目はどうだろうが!恋愛は中身だよ!」


中身が大事。そうだよね!