それから、放課後

「山本さん!」


帰ろうとした私を呼んだのは3年生の男

「なんですか?私、なにかしましたっけ?」


早く帰りたく急かして聞いてみる

「ちょっと、来てくれませか?///」

めんどくさ!!

まぁ、行ってみるか。一応先輩だし。

「分かりました。」


そうやって、先輩の背中についていく


着いたのは裏庭だった。

「あのっ、俺前から山本さんの事が好きでした!付き合ってください//////」


…………私は人生初めて告白をされました。

けど、「ごめんなさい、私は好きな人がいるので。」


私は波多野さんが好きだから、答えられない


「いや、ただ卒業の前に気持ち伝えたかっただけだから。ありがとう」


「いえ、こちらこそありがとうございます。では」


先輩に背を向けて生徒玄関に戻ろうとしたら

「……ッ…波多野さん?」


女子と仲良く二人で帰ってる波多野さんがいた。


なんで?波多野さん女友達はいないはず。


なんで、そんなに笑ってるの、私には見せてくれないのに。


もしかして、今日告白した人……私が怒らなかったから


「付き合ったとか……っ、?」