「友紀奈、俺、会社にこっちの方へ転勤希望を出したんだ。だから、これからは友紀奈のことを離さないし、離れたくない。そして、友紀奈と一緒に生きていきたい!」

と嘉雄はさらに告白した。

「嘉雄さん・・・」

もう、友紀奈が聞きたかった言葉が嘉雄の口からどんどん溢れてきた。

それを聞いた友紀奈は、

「ありがとう、嘉雄さん。これからは、ずっと一緒ね!」

と友紀奈は嘉雄に言った。

「ああ、これから何があろうと友紀奈のそばから離れないよ!」

友紀奈は、頭を縦に何度も振って、

「うん。私も!」

と答えた。

嘉雄は、優しく友紀奈を抱いた。

友紀奈も嘉雄のぬくもりを肌で始めて感じた瞬間だった。

二人は、病室のベッドの上だったが、お互いのぬくもりと共に、心と心が触れ合っていた。

嘉雄も友紀奈も、二人の将来に向かって今、歩き始めたのだった。



    ~Fine~