クールな彼と放課後の恋

家に戻ろうとすると後ろから日向の声が…

ちょうど日向が帰って来たと思い、振り返ると…




「…………へ?」


日向の隣に私服姿の稲瀬が!




「い、稲瀬!?」

「よう…」


2人は私の前まで来て立ち止まる。



なんで日向と稲瀬が!?

まさか…実は2人いい感じとか…?


それとも稲瀬が日向をナンパ!?

稲瀬は実は日向狙いなのかー!!?




「お前…なんか色々想像してねえか?」

「え…」


呆れ顔で私を見つめる稲瀬。




「変な誤解しないでね!稲瀬くんのお兄さんが私を助けてくれただから!」




助けてくれた?




「友達と駅で別れて帰る途中、他校の男子に絡まれたの……怖いし困ってたらたまたま通りかかったお兄さんが助けてくれて…」

「・・・・」


そう…だったの……



「もう暗いし危ねえから送ってきたんだ」

「あ…」


そう…だったんだ……




「ありがとう助かった…」


稲瀬が偶然通りかからなかったら、もしかしたら日向に何かあったかもしれないし…