ちょ、ちょっと!
それは本当に困るっっ
「ああ、そうだな」
えーーーーーーーーーー!
ジャラジャラジャジャラジャラジャ…
「あ!」
財布から小銭やカードが落ちる。
「お姉ちゃん大丈夫!?」
「ご、ごめんっ」
その場にしゃがみ、
落ちた小銭を素早く拾う。
は、恥ずかし…
もう何やってだろ私……
「これで全部か」
日向と稲瀬弟が、
落ちた小銭やカードを拾ってくれた。
「2人共ありがと、ごめんね」
普通に普通に。
「………ん」
「え?」
すると、稲瀬の手が私の方に伸びてきた。
手にはここのスーパーの割引券がある。
それも財布から落ちて、
拾ってくれたんだ…
うう、恥ずかしい…
「あ、あげる…使っていいよ」
私は稲瀬から目をそらし、
素っ気なくそう言った。
もーなに言ってんの、私…
恥ずかしいからって、
割引券あげることないのに…
稲瀬はスッと手を引っ込める。
「1860円になりまーす」
「あ、はいっ」
うちの買い物の会計が終わる。
「お客様エコバッグはお持ちですか?」
「あ、持ってま…………」
あ、マズイ。
本当はエコバッグ持ってるけど、
稲瀬の前で出すのは恥ずい…
「……持ってないのでください」
「かしこまりました。では袋代の3円追加で、お会計変わりまして1863円頂きます」
「………はい」
それは本当に困るっっ
「ああ、そうだな」
えーーーーーーーーーー!
ジャラジャラジャジャラジャラジャ…
「あ!」
財布から小銭やカードが落ちる。
「お姉ちゃん大丈夫!?」
「ご、ごめんっ」
その場にしゃがみ、
落ちた小銭を素早く拾う。
は、恥ずかし…
もう何やってだろ私……
「これで全部か」
日向と稲瀬弟が、
落ちた小銭やカードを拾ってくれた。
「2人共ありがと、ごめんね」
普通に普通に。
「………ん」
「え?」
すると、稲瀬の手が私の方に伸びてきた。
手にはここのスーパーの割引券がある。
それも財布から落ちて、
拾ってくれたんだ…
うう、恥ずかしい…
「あ、あげる…使っていいよ」
私は稲瀬から目をそらし、
素っ気なくそう言った。
もーなに言ってんの、私…
恥ずかしいからって、
割引券あげることないのに…
稲瀬はスッと手を引っ込める。
「1860円になりまーす」
「あ、はいっ」
うちの買い物の会計が終わる。
「お客様エコバッグはお持ちですか?」
「あ、持ってま…………」
あ、マズイ。
本当はエコバッグ持ってるけど、
稲瀬の前で出すのは恥ずい…
「……持ってないのでください」
「かしこまりました。では袋代の3円追加で、お会計変わりまして1863円頂きます」
「………はい」



