そのAとBはお互い似たもの同士だった為、よく対立して喧嘩をしていた。

その2人の喧嘩が始まると、
私たち他3人はその2人に挟まれた状態。


どっちかが私たちを味方につけようと必死…

最初は仕方ないと思ってたけど…
2学期を過ぎたあたりから私は段々とそれがうっとうしく思うようになってしまっていた。

そして受験が近づいたある日…

またAとBの喧嘩が始まり、
いつものように私たちを巻き込んできた。



『もういい加減にしてよ!喧嘩してもいいけど私たちを巻き込まないで。今度巻き込んだら私友達やめるから!あんたたちのそういうとこもううんざり』

私がそう言うと
AとBと他2人は何も言わなくなった。

今まで蓄積された気持ちが思わず爆発してじった。


正直スッキリしたし、私はこれで当分はあの2人のくだらない喧嘩はなくなるだろうと思っていた。

でも違った。



次の日から私は
仲良し5人組の4人にハブられた…

わけがわからなくて
自分から4人を問い詰めると…



『だって…私たちと友達やめたいって言ったのはそっちじゃん』


Aは眉をピクッと上げて言った。

この顔はよく誰かの悪口をいう時の顔だ…




『私らと合わないんだったら無理に仲良くする必要ないよ。てゆーか前から私は陽葵とは合わないと思ってたけど』

『私もー』


AとBは顔を見合わせて笑った。


いつも合わない2人が
その日は息がぴったりだった…