「歯磨いてるときに話しかけんなよ…」
「だって…びっくりしたんだもん!あの2人何!?いつから付き合ってたんだろ?」
全然気がつかなかった…
「まだそんなに経ってないと思う。付き合い始めじゃね?」
「悠…もしかして知ってたの?」
その口ぶりは、わかってたってことでしょ?
「なんとなくな。修と日向見てればわかる」
「えー私わかんなかった…」
悠に夢中で、日向たちのことにまで気が回らなかったのかも…
「大丈夫かなぁ…まだあの2人中学生だし…」
「平気だろ。あいつらよりも、自分のこと心配した方がいいと思うけど」
「なっ…何それ!もしかして、変なこと考えてる!?」
それって…すごくいやらしいように聞こえるのは気のせい??
「…あほ。早く皿洗いしねーと学校に遅刻するってこだよ」
「あ!そーだった…」
皿洗いの途中だったんだっけ?
慌てて流し台に戻り皿洗いを再開すると、悠が食器やテーブルを拭いたりしてくれて、片付けはあっという間に終わった。
そして、私たちも学校かばんを持ち、玄関で靴を履く。
「忘れ物ない?」
「うん、ない!」
鍵持ったし、財布持ったし…大丈夫♪
「忘れ物…」
「え…んっ」
玄関で、悠に軽くチュッとキスをされた。
今日初めてのキスにドキドキと嬉しさが混じり、思わず両手で唇を押さえて、悠を見上げてしまう。
悠はそんな私を見て頭をポンと撫でたあと、玄関のドアを開けた…
「おはようございます」
外に出ると、ちょうどお隣に住んでいる40代くらいのスーツを着たおじさんと行き合い、私と悠はほぼ同時に挨拶を返した。
あのおじさんは、私と悠が今目の前の玄関でキスしてたなんて思ってもないんだろうな…そう考えると、ますますドキドキする。
って…なに考えてんだろ、私……
「寒いな」
「ぁ…」
玄関の鍵を閉めると、すぐに悠が私の手を握って歩き始める。最近は、こんなふうに自然に手をつなぐことが多くなってきた。
こんなちょっとしたことでも、私にとってはすごく嬉しいことだった。
ガタンガタンっ…
電車に乗っている時の会話は、さっきの日向と修くんのこと。
「さっきはびっくりしちゃったけど…私は2人の交際に賛成だな。修くんいい子だから、日向を大切にしてくれると思うし」
「だって…びっくりしたんだもん!あの2人何!?いつから付き合ってたんだろ?」
全然気がつかなかった…
「まだそんなに経ってないと思う。付き合い始めじゃね?」
「悠…もしかして知ってたの?」
その口ぶりは、わかってたってことでしょ?
「なんとなくな。修と日向見てればわかる」
「えー私わかんなかった…」
悠に夢中で、日向たちのことにまで気が回らなかったのかも…
「大丈夫かなぁ…まだあの2人中学生だし…」
「平気だろ。あいつらよりも、自分のこと心配した方がいいと思うけど」
「なっ…何それ!もしかして、変なこと考えてる!?」
それって…すごくいやらしいように聞こえるのは気のせい??
「…あほ。早く皿洗いしねーと学校に遅刻するってこだよ」
「あ!そーだった…」
皿洗いの途中だったんだっけ?
慌てて流し台に戻り皿洗いを再開すると、悠が食器やテーブルを拭いたりしてくれて、片付けはあっという間に終わった。
そして、私たちも学校かばんを持ち、玄関で靴を履く。
「忘れ物ない?」
「うん、ない!」
鍵持ったし、財布持ったし…大丈夫♪
「忘れ物…」
「え…んっ」
玄関で、悠に軽くチュッとキスをされた。
今日初めてのキスにドキドキと嬉しさが混じり、思わず両手で唇を押さえて、悠を見上げてしまう。
悠はそんな私を見て頭をポンと撫でたあと、玄関のドアを開けた…
「おはようございます」
外に出ると、ちょうどお隣に住んでいる40代くらいのスーツを着たおじさんと行き合い、私と悠はほぼ同時に挨拶を返した。
あのおじさんは、私と悠が今目の前の玄関でキスしてたなんて思ってもないんだろうな…そう考えると、ますますドキドキする。
って…なに考えてんだろ、私……
「寒いな」
「ぁ…」
玄関の鍵を閉めると、すぐに悠が私の手を握って歩き始める。最近は、こんなふうに自然に手をつなぐことが多くなってきた。
こんなちょっとしたことでも、私にとってはすごく嬉しいことだった。
ガタンガタンっ…
電車に乗っている時の会話は、さっきの日向と修くんのこと。
「さっきはびっくりしちゃったけど…私は2人の交際に賛成だな。修くんいい子だから、日向を大切にしてくれると思うし」