クールな彼と放課後の恋

ってゆうか、稲瀬って学校がある日はいつもお風呂入るまで、制服姿のままだよなぁ…


なのにYシャツとかに全然食べこぼしとか、汚れとかないよね。

私は結構やっちゃうんだけど…




そんなことを考えながら、Yシャツを脱ぎ下着姿になる私…


このブラ、この前お母さんからもらったやつだけど…すごい楽かも~

全然つけてる感がないし、デザインもかわいいし♪

ちょっと派手だけど、誰にも見せるわけじゃないしいっか。



脱いだYシャツを洗濯機の中に入れ、洗面所の鏡でつけているブラをなんとなく眺める。

その時…





ガチャッ



!!!!




突然バスルームのドアが開く。

振り向くとそこには…




「い、稲瀬っ…嫌!なんでっ……」


ドアを開けたのは、稲瀬だった。

私はとっさにブラを手で隠した。




な、なんで!!?

稲瀬はこんなことする人じゃないのにっ




「で、出てってよ!私が入ってるのわかってて開けるなんてサイテー」

「バカ、違げえよ!火事だ!」

「えっ…」



火事!?




「かかか、火事って…!?うちが!?なんで!!?」

「落ち着け。早く逃げるぞ!」

「ま、待って!シャツ着ないと…」


私は洗濯機に手を突っ込み、さっき入れたYシャツを探す。





「あれっ…どこ行った?」

「これ着ろ」

「!」


そう言って稲瀬は、自分の着ているYシャツを脱ぎ、私に強引に着せた。




「行くぞ」

「う、うん」