数学の先生の声が、まるで子守唄のように耳に入ってくる…
6時間目の授業中…
私は眠気と必死に戦っていた。
ねむい・・・
やばい…まぶたが重いよ…
いつも最後の授業に眠くなることが多いのに、6時間目に眠くなるなんて珍しいな。
今朝、無理して早起きしたせいだ…
あ、ダメだ…
ねっむ……・・・・・サヨナラ…
……ん?
外の光が窓から差し込んだ、教室の部屋が…目に飛び込んでくる…
辺りはすごく静かで、どこからか生徒の笑い声が聞こえてくるだけ…
「…え!・・うそ!!」
ガバッと飛び起きると、教室の電気は消えていて、誰もいなくなっていた…
「…はよ」
ビクッ
「い、い…な、せ?」
突然横から声がして、とっさに目をむけると…
私の隣の席に稲瀬が座っていて、スマホをいじっていた。
「…よく寝てたな」
「今何時!?」
「4時」
「うそ!」
もしかして私…6時間目の授業から、今までずっと寝てたの!?
HRも、とっくに終わってるよね?
全っ然気がつかなかった!
「ご、ごめんね!委員会あるのに…帰るの遅くなっちゃうね」
「別にいいよ。急ぎの用なんてないし、それに帰る家も一緒じゃん」
「あ、そっか…」
そうだよね…これからは、帰る方向だけじゃなく、家も一緒なんだ。
あーでも、申し訳なかったな…
「俺らが来たことで、家事大変になったんだろ。あんま無理すんなよ」
!
稲瀬がスマホをしまい、私を真っ直ぐ見つめて言った。
「違う違う!家事は今までと変わんないよ。ただ、今日はちょっと早起きしちゃって…」
6時間目の授業中…
私は眠気と必死に戦っていた。
ねむい・・・
やばい…まぶたが重いよ…
いつも最後の授業に眠くなることが多いのに、6時間目に眠くなるなんて珍しいな。
今朝、無理して早起きしたせいだ…
あ、ダメだ…
ねっむ……・・・・・サヨナラ…
……ん?
外の光が窓から差し込んだ、教室の部屋が…目に飛び込んでくる…
辺りはすごく静かで、どこからか生徒の笑い声が聞こえてくるだけ…
「…え!・・うそ!!」
ガバッと飛び起きると、教室の電気は消えていて、誰もいなくなっていた…
「…はよ」
ビクッ
「い、い…な、せ?」
突然横から声がして、とっさに目をむけると…
私の隣の席に稲瀬が座っていて、スマホをいじっていた。
「…よく寝てたな」
「今何時!?」
「4時」
「うそ!」
もしかして私…6時間目の授業から、今までずっと寝てたの!?
HRも、とっくに終わってるよね?
全っ然気がつかなかった!
「ご、ごめんね!委員会あるのに…帰るの遅くなっちゃうね」
「別にいいよ。急ぎの用なんてないし、それに帰る家も一緒じゃん」
「あ、そっか…」
そうだよね…これからは、帰る方向だけじゃなく、家も一緒なんだ。
あーでも、申し訳なかったな…
「俺らが来たことで、家事大変になったんだろ。あんま無理すんなよ」
!
稲瀬がスマホをしまい、私を真っ直ぐ見つめて言った。
「違う違う!家事は今までと変わんないよ。ただ、今日はちょっと早起きしちゃって…」



