体育館12:25~それぞれのみる景色~


「最悪、はめられた。あいつ、最悪」


「なんか、スミマセン……」


 メールの送り主は、みーくん。


 で、その内容というのがね、アレだった。


『やっほー亜希。佐伯先輩とはケンカした? それとももう仲直りしたかな? ごめんね~、俺がちょっとしかけちゃったからさあ! まあ、あれだよ。俺の大事な幼なじみに手出したら許さないよ、って意味だから。このメール、佐伯先輩にも見せてあげてね! それじゃあ、ゆっくり楽しんで~』


「七種、宮下さんの頭なでた時、俺の方見てにやにや笑ったんだよな。それか、仕掛けたってのは。本当にあいつヤダ」


「あ、そういうことだったんですね……」


 メールの内容は私にはちょっとよくわからなかったけど、佐伯先輩のその言葉で理解した。


 なんだかみーくん、番犬みたいだよね。


 でも、佐伯先輩がそれで妬いてくれたってことは、私のことを本当に好きだと思ってくれてるってことで。


 不謹慎なのかもしれないけど、みーくんには少しだけ感謝だ。


「佐伯せんぱ……」


「それと」


 えっと、なんだか今日は遮られること多い?


 話そうとしたら、佐伯先輩に区切られちゃったんだけど。