ほっとしたのもつかの間で。
「じゃあ、さっそく行こー!」
そう言って走り出そうとする彼女。
いや、待てってば。
どうしてこの子はこんなにも行動が突然なんだ。
こんなに人がいるんだから、はぐれたら大変だろ。
焦りながらも彼女の腕を掴み、引き留める。
それに、まだ彼女の姿をよく見ていない。
彼女の制服以外の服装を見るのは、俺にとってすごく貴重なんだから、ちゃんと見たい。
真正面からその姿を目に映した。
海の色に映える白いパーカーに、ひらひらと舞う薄い素材のブルーのショートパンツ。
足元も同系色のビーチサンダルで、俺が彼女っぽいなと思っていた色とは違う色に包まれてる。



