自分の無力さに情けなくなってくる。 「もう友だちにケガさせたくないよね? 長森先生に言ってくんない? 『校歌、弾けません』ってさ」 そう言うと、先輩は意味深に笑った。 先輩の表情は、この状況を楽しんでいるようにもみえた。