ざわついた教室にまぎれて聞こえなくなるかもしれない小さな声は私に届いた。 香鈴のいかにも女の子らしいかわいい声。 「あっ、何?」 先生の話はとうに終わっていて、みんな帰る準備や、部活な準備をしている。 ぼーっとしていて気づかなかった。